今日、11月11日は母の命日です。もう会わなくなってから40年の月日が流れてしまいました。40年前の今日はどんよりした曇り空でした雲その日の朝のことは、何十年立っても昨日のことのように思い出すことができます。

もうそんなに立ってしまったのか・・・月日の流れは信じられないくらい速かったですね。おかげで深い悲しみは淡い色に変わりました。写真の母は37歳のまま。私はもう母より年上になってしまいました困った

なつかしい感慨にふけりながら、お昼頃お墓参りに行って来ました。少し風が冷たかったけれど、暖かい日差しの中ゆっくりお参りできました。

お墓のそばに猫の親子?が私をじっと見ていました。顔が似ているから(と思うのは気のせい?)多分お母さんが手前で、奥にいるのが子供でしょうね。お母さんと一緒で幸せだねハート
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その後、私がよくお買い物をするお店から、注文していたブーツが届いていると連絡があったので、もう今日しか取りに行けないと思い急いで出かけました汗

すっかり顔なじみの店員さんに、あれこれ勧められ、ついつい何着も試着してしまいましたウインクそろそろ冬物のコートも欲しい・・・と思っていたので、やはりセーターよりコートやジャケットに目がいきます。茶色のダウンもいいし、ベージュのコートも素敵!!どうしようかな?と迷っていると、奥さんが「まあ、お茶でもどうぞ」と、昆布茶を出してくれました。

店員さんといつもの調子でたわいもない話に花が咲き、「今日母親の命日だったので、お墓参りに行って来た」と何気なく話していた時です。奥さんが「主人が今日魚釣りに行って来て、イワシを釣ってきたのだけど。ちよちゃん、イワシのお寿司食べる?」と聞いてくれたのです魚

新鮮な魚は大歓迎!!なので、思わず「いただきます!」と答えて待っていました。しばらくすると、奥さんのお母さんが握ってくれたイワシ寿司を持って来てくれました。

奥さんが「ちよちゃんのお母さんと、うちの母は大親友だったんやね~私全然知らなかったから、びっくりしたわ大波いつも英子ちゃん(私の母)と待ち合わせして一緒に学校行ってたのよと、お母さんがなつかしがってたわ」と言って驚いていましたが、私は以前叔母から聞いていたので知っていたのです。

店員さん: 「そう言えば、今日ちよちゃんのお母さんの命日だったね」
一同 : 「おお~~~何と言う偶然!」

奥さん: 「英子さんの話しながら、うちの母(みやちゃん)がお寿司作ってたところなのに・・」
私 : 「ほんとうに!!亡くなってからちょうど40年ですよ。今日帰ったら、仏前にお母さんと一番仲良かった、みやちゃんが握ってくれたお寿司だよと言ってお供えしますね」

奥さん: 「私も父親を生後半年で亡くしているから、お母さんも小さな子供達を残して、どんなにか心残りだったでしょうね・・・」
奥さんも私も、しんみり・・・涙悲しい
奥さん: 「母にも、今日が命日だということを伝えておきますね。びっくりすると思うけど」

母の命日に、大親友が作ってくれたイワシのお寿司。しかも40年という節目。早速帰って、仏壇の母に報告しお供えしました。天国天使でどんな顔して、親友の作ったお寿司を食べているのかな?母の照れくさそうな笑顔が見える気がしますまる今日は嬉しい偶然と重なり、忘れられない1日になりました。

母は不器用で社交的なタイプではありませんでした。でも亡くなってから、40年立っても思い出してくれる人がいる・・・
母も幸せですハート良かったね~お母さん!私まで嬉しいなあ~

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みやちゃん手作りのイワシ寿司です。ほんとうに新鮮でした。臭みも全くなく、ほんのりと甘みもあり、おいしくいただきました。わさびの苦味がじんわりと心にも届き、温かい涙がこぼれました温泉