
身を切るような冷たい風が吹く冬晴れの今日。。。空と海の色が格別美しい1日でした。
先日、劇団四季の「むかしむかしゾウがきた」というミュージカルを見てきました。
命をかけて守りあったゾウと人間のこころ温まる感動の物語です。
子どもたち対象でもあったのですが、大人にも充分楽しめました

最後はゾウが自らの命を犠牲にして、人間を守って死んでいく・・・
という悲しい結末でしたが、「生命の大切さ」「人や動物を思いやる心」「信頼」など
いろいろ考えさせられる内容でした

歌や踊り

あっという間の2時間半でした。
ミュージカルの内容も素敵だったのですが、実は。。。
それ以上に感動したことがあります!
それは、観客に対する心配りです。
お客さんに目いっぱい楽しんで感動してもらうための
舞台の隅々に満ちていた観客を大切にしようとする意識

舞台やミュージカルって、必ずと言っていいほど1幕目と2幕目の間に休憩時間があります。
休憩があると、緊張感がいったん途切れてしまいます。
次の幕開けは当然、前のシーンの続きから突然始まります。
でも、前のシーンに意識が戻るまで少し時間がかかりますよね

今回も途中休憩時間が20分ありました。
ところが今までと違った幕開けとなりました。
次の幕が開く直前に、案内役の人が出てきて、「子どもたちはみんな席に着きましたか~」と
客席に向って声をかけてくれました。
すると子どもの大きな声で「はあ~~~い」と返事があり、みんながドッと笑って場がほぐれました

案内人さんがすかさず、「ちょっと目を閉じて前のシーンをイメージしてくださいね」と言って
簡単に内容をまとめて説明してくれるのです。
おかげで、すーっと意識が前のシーンに戻り、次の幕が上がっても何の違和感もなくつながりました。
わずか数分の説明で、幕と幕の間が途切れず、一つの物語の命がつながっています。
すごい演出!!粋な気配りです

最後の場面も感動でした。
観客を巻き込み、会場が一つになって「みんなみんな友達」の歌を歌いました。
役者さんたちは、お客さん一人一人に笑顔を向けながら通路から去って行きました。
その最高の笑顔で元気をいただきました。
私たちも「ありがとう!」と拍手しながら、笑顔で見送りました

一緒に観劇した友達と「終わったね~良かったね」と言いながら
しばらくお客さんの波が空くまでまで待ってから外へ出ました。
すると、もう一つのサプライズが私たちを待っていてくれました

今まで舞台で演技していた役者さんたちが、今度は私たちをお見送りしてくれたのです。
それも1人や2人ではなく、何人もの役者さんたちが通路に分かれて並んでいました。
もちろん主役の人たちも見送ってくれました。
「ありがとうございました」と、何度も深々と頭をさげてくださるのです

子どもたちには、特に丁寧に声をかけていました。
私もお母さん役の役者さんに思わず「すごく感動しました!」と言葉をかけさせていただき
握手してお別れしました。
お客さんとして大切にされた感じがして、とっても嬉しかったですね~
会場を出る最後の最後まで感動を与えて続けてくれた劇団四季のみなさん。
この心配り、感動をもう一度味わってみたいから、また足を運びたくなります。
今度は、大阪で上映中の本格的なミュージカル「オペラ座の怪人」をぜひ見てみたいですね

ほんまに感動しました。
全身で喜びと感謝を表現できる役者さんたちの舞台人としてのプロ魂に!!!
あはは{笑い}すみません。
全然関係ない写真を載せてしまいましたね~
おっしゃるとおり、足元は波で洗われ、冷たい海風で
顔も手も感覚がなくなりながら撮った1枚だったので
どうしてもアップしたくなりました。
たまには、こんなこともあります。
プロには程遠い写真ですが・・・
キャッツ!見に行かれたのですね~
ミスをしてすぐ下ろされても、またすぐ次の人がその役ができるとは
それだけ役者さんたちが充実しているということでしょうね{キラキラ}