山を幾つか越えて、小さな漁港まで行きました。ほんとに田舎町です。道を歩く人も車も少なく、大きなスーパーもなく、信号もありません。突然の割り込みもなく、車はゆっくりと待ってくれます。道路脇のあぜ道で、おじいさんとおばあさんが話し込んでいました。それ以外に人の姿がない。昼下がりなのに・・・
ここでは、時の流れが違っていました。海も春霞の中で、悠然としています。遠くから漁船が帰って来たのか、だんだん近づいて来ました。時間に追われ、何かを手に入れなくては・・・と、あくせくしている自分がふと小さく見えました。磯の香りを胸いっぱいに吸い込み、海をしばらく感じていました。
時間が早く流れ過ぎているなと思った時、こうしてゆったりと時を刻むひと時が必要です。それは、自分自身に戻れる時間かも知れません。あるいは、しばし立ち止まって、自分を振り返る時間かも知れません。本来の自分とつながり、今の私を確かめる。そんな時間を持ちたいと思います
港で、まだ子供の猫に会いました!猫までが、暖かい日差しの中で、伸び伸びとまどろんでいました。幸せな寝顔 の~~~んびり!大好き