むかしむかし、私が小さな子供の頃・・・春になると、田んぼには一面にレンゲ畑が広がっていました。シロツメ草もたくさん姿を現し、四葉のクローバを探すのがとても楽しみでした。レンゲやシロツメ草で、花の首飾りや冠を作ったりしてよく遊びました。最近めっきりレンゲ畑が減りました。ちょっと寂しいですね。
まだまだ田舎だったので、こんな風景がいつも身近にありました。
レンゲを見ると、遠くなつかしい子供の頃の記憶が蘇ります。親という絶対の存在に守られていて幸せだった私。小さな世界で、子供なりに精一杯生きていた私・・・
そうそう、タンポポも友達でした。どこにでも咲いているタンポポ。大人になってからあんまり気にも留めなくなりました。久しぶりのご対面です。
タンポポの綿毛。。。大好きでしたね~~フッと息を吹きかけると、フワッとどこかへ飛んでいって一瞬に消えてしまいます。綿毛が舞う中に、小さくていとおしい私の姿が見えた気がしました
タンポポは昔とまったく変わらぬ姿なのに、私は年をいっぱい重ねましたいろいろなことを乗り越えて、今の私があります。
こんな所で時を過ごしていると、時間の感覚を忘れます。童心に帰ったように、無邪気な私に戻れました。