2007年07月

病と共に生きる

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我が家の女王様冠ミミです。この子は、ちょうど8年前の今頃、うちの子になりました。2、3日前から、近所でニャーニャーとやかましく鳴く子猫赤ちゃんの声が気になっていました。どこで鳴いているのか全くわかりません。たまたま飼っていた猫が病気で亡くなったので、うちへ来たら飼ってあげられるのに・・・と思っていました。

その願いが通じたのか、ある朝、新聞を取りに行こうとしたら、小さな子猫が庭に寝ていたのですヒヨコ薄い灰色の痩せっぽっちの猫でした。お世辞にも可愛い!とは言えない。「おいで~」と呼ぶと、ちょっとだけ警戒したあと、すーーっと膝の上に乗って来ました。拾ってから3日間、片時も私の膝の上から離れようとしない甘えんぼうでした。捨てられてから、よほど心細かったのだと思います困った

耳がとても大きく長かったので、ミミと名づけました。以来8年近く、いつでもどこでも私と一緒ですラブラブ大きくなるに連れだんだん美猫に変身!相変わらず甘えた猫で、ブログを書いている今も膝の上にいます。夜布団を引くと、さっと私の左腕にもたれかかって眠りにつきます。夏の暑い日も汗

そのミミが今病と共にいます。人間で言うと慢性腎炎です。腎臓の機能が少しずつ衰えてくる病気です。人間も同じですが、完全に治す薬はありません。治療は週2回の点滴です。最初は動物病院で点滴をしていましたが、最近は私が自宅で点滴をするようになりました病院

もちろん猫は、点滴注射なんて大嫌い!嫌がってしょうがない。毎回怒りながら騒ぎ立てます怒るでも点滴をしなければ生きていけないから、私も必死です。最近少しずつコツを覚え、以前より上手く点滴できるようになりました。でも相変わらず大騒ぎです。

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あれだけ逃げ回っているのに、今日も点滴が終わってから5分もしないうちに、私の膝の上で居眠りです。動物が無条件に人間を信じて、愛してくれていることを実感する時間ですラブ

写真ではわかりませんが、かなり痩せてしまいました。でも、まだまだ元気で庭を走り回っています。この前の血液検査も前回より改善されているそうです。と言っても治る病ではありません・・・

この先いつまで一緒にいられるのだろう?と思います。「しんどい」とも「痛い」とも何も言わないだけに心が痛みます悲しいいつまでかわからないけど、できるだけ元気に楽しく生きてほしいと願っています。そのためにも、せっせと点滴頑張ります。少しは慣れて、おとなしくしてくれると助かるのにね~ミミちゃん猫

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聞こえてるのか?聞こえてないのか?また寝てしまいました。いや、都合悪いので、寝たふりでしょうか?


竹内まりやの「デニム」

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竹内まりやの久々発売のニューアルバムを聞きました譜面日々を大切にしながら、人生を丁寧に生きている素敵な歌ばかりでした。今回のアルバムの題名は「Denim」なぜ、デニムなのか?まりやさんのコメントがあります。
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人生はまるでデニムのようだと思う。青春をおろしたての真新しいインディゴ・ブルーにたとえるとすると、年を重ね人生が進むにつれて、そのデニムの青は少しずつ風合いを増しながら、さまざまに変化していく。ある時には糸がほつれ、穴が空いたりもする。

けれど、歴史とともに素敵に色褪せたその青には、若き日のあのインディゴにはなかった深い味わいが生まれているはずだ。

私のデニムも、愛したり、笑ったり、悩んだり、泣いたりしながら、いつか私だけの特別な色合いになっていくのだろうか
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私が、竹内まりやという人を知ったのは、もうずい分昔です。「不思議なピーチパイ」が大ヒットした頃です。とても美しくて可愛い雰囲気と、明るい歌で、私にはアイドルのイメージがありました服ふーん。こんな人がデビューしたんだ。私には眩しすぎる人。。。こんな印象を抱いていました。

その印象が変わったのは、もう15年くらい前になるでしょうか。当時勤めていた頃友達になった人が、竹内まりやの大ファン!よくカラオケマイクに行っては、18番の「駅」を歌ってくれました。友達はちょうど大好きな人と別れたばかりハート割れ辛い自分の姿と重ね合わせていたのだと思います。

「駅」は、別れた恋人を駅で見かけ、少し離れた車両に乗り、かっての恋人との思い出に浸る・・・そして、それぞれ待つ人がいる所へ帰って行く悲しいそんな内容です。

特別な事件が起こる訳ではありません。すごい未練や激しい感情を歌っている訳でもありません。こういうことって、私達の日常にもありそうなことです。哀しくて切ないんだけど、淡々と辛いことも受け入れ「今私は私なりに生きているのよ」 そんな心の声が聞こえる歌です朝日ちょっと寂しげなメロディーも一度聞いたら忘れられません。「駅」を知って以来、まりやさんが身近になりました。

今回のデニムのアルバムに「人生の扉」というタイトルの歌があります。
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満開の桜や色づく山の紅葉を
この先いったい何度 見ることになるだろう
ひとつひとつ 人生の扉を開けては 感じるその重さ
ひとりひとり 愛する人たちのために 生きてゆきたいよ

春のデニムの青が 褪せていくほど 味わい増すように
長い旅路の果てに 輝く何かが 誰にでもあるさ
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まりやさんと同年代のせいか、私もここ数年同じ心境です。年々春が待ち遠しくなり、そして美しい桜をあと何回見ることができるのだろう?そう思うと、これからの人生を大切に、でも精一杯悔いなく生きたいキラキラ

私のデニムも、私の体に気持ちよく柔らかく馴染んできました。そのうちに着ていても、気づかないくらい軽やかに自然になっていくのでしょうか。

でも、たまには、真新しいゴワゴワのデニムのジーンズをシャキッとはく!!
そんな勇気を持ち続けたいな。新しい人生に挑戦する勇気と好奇心を忘れたくないですね笑い




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