国道を車で走っていると、数キロに亘って、片側の樹木だけ木葉っぱが見事になくなっていました。ちょうど紅葉が始まったばかりで、まさか全部散ってしまうには早すぎます。

すると、作業着を着たおじさん達が、木の枝を切っている姿が目に入りましたはさみ確かに毎年11月末頃、風が吹くたびに、枯葉が舞い散り、道路は落ち葉であふれます。きっとそれを見越して、今年は早めに枝を切って、落ち葉を出さない計画なのでしょう。

秋になり、樹木が紅葉し、葉を少しずつ自分の体から離していく時、とてつもない力が働いているそうです。私は今まで、葉が枯れたら、自然に勝手に落ちていくものだと思っていました。ところが幹の奥深い所では、最後の一枚を落とすまで、木は全身の力を振り絞って、頑張っているそうです走る

なぜなら、全ての葉を落とさないと、春に向っての準備ができないからです。私達の知らない世界で、次ぎの生命の誕生への物語が始まっているのですケーキ

そう思うと、自らの力で、葉を落とす機会を奪われてしまった木々に、心がズシッと痛みました。人間は勝手です。自分達に都合が悪いからと言って、思うまま行動します。

来年も、もちろん新芽が出て、木は育っていくと思いますが・・・
自立のチャンスを奪わず、自然に生かしてほしいという願いが届きますようにハート矢