竹内まりやの久々発売のニューアルバムを聞きました日々を大切にしながら、人生を丁寧に生きている素敵な歌ばかりでした。今回のアルバムの題名は「Denim」なぜ、デニムなのか?まりやさんのコメントがあります。
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人生はまるでデニムのようだと思う。青春をおろしたての真新しいインディゴ・ブルーにたとえるとすると、年を重ね人生が進むにつれて、そのデニムの青は少しずつ風合いを増しながら、さまざまに変化していく。ある時には糸がほつれ、穴が空いたりもする。
けれど、歴史とともに素敵に色褪せたその青には、若き日のあのインディゴにはなかった深い味わいが生まれているはずだ。
私のデニムも、愛したり、笑ったり、悩んだり、泣いたりしながら、いつか私だけの特別な色合いになっていくのだろうか
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私が、竹内まりやという人を知ったのは、もうずい分昔です。「不思議なピーチパイ」が大ヒットした頃です。とても美しくて可愛い雰囲気と、明るい歌で、私にはアイドルのイメージがありましたふーん。こんな人がデビューしたんだ。私には眩しすぎる人。。。こんな印象を抱いていました。
その印象が変わったのは、もう15年くらい前になるでしょうか。当時勤めていた頃友達になった人が、竹内まりやの大ファン!よくカラオケに行っては、18番の「駅」を歌ってくれました。友達はちょうど大好きな人と別れたばかり辛い自分の姿と重ね合わせていたのだと思います。
「駅」は、別れた恋人を駅で見かけ、少し離れた車両に乗り、かっての恋人との思い出に浸る・・・そして、それぞれ待つ人がいる所へ帰って行くそんな内容です。
特別な事件が起こる訳ではありません。すごい未練や激しい感情を歌っている訳でもありません。こういうことって、私達の日常にもありそうなことです。哀しくて切ないんだけど、淡々と辛いことも受け入れ「今私は私なりに生きているのよ」 そんな心の声が聞こえる歌ですちょっと寂しげなメロディーも一度聞いたら忘れられません。「駅」を知って以来、まりやさんが身近になりました。
今回のデニムのアルバムに「人生の扉」というタイトルの歌があります。
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満開の桜や色づく山の紅葉を
この先いったい何度 見ることになるだろう
ひとつひとつ 人生の扉を開けては 感じるその重さ
ひとりひとり 愛する人たちのために 生きてゆきたいよ
春のデニムの青が 褪せていくほど 味わい増すように
長い旅路の果てに 輝く何かが 誰にでもあるさ
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まりやさんと同年代のせいか、私もここ数年同じ心境です。年々春が待ち遠しくなり、そして美しい桜をあと何回見ることができるのだろう?そう思うと、これからの人生を大切に、でも精一杯悔いなく生きたい
私のデニムも、私の体に気持ちよく柔らかく馴染んできました。そのうちに着ていても、気づかないくらい軽やかに自然になっていくのでしょうか。
でも、たまには、真新しいゴワゴワのデニムのジーンズをシャキッとはく!!
そんな勇気を持ち続けたいな。新しい人生に挑戦する勇気と好奇心を忘れたくないですね
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