昨日、「魂を奏でる奇跡のピアニスト!」と呼ばれるピアニストの演奏を聞きに行って来ました。とても迫力のある演奏でした。神が降りてきたかのような弾き方に、会場は感動の嵐です
そして、途中に、奇跡のピアニストを見出した方や後援者の対談がありました。もちろん皆さん、大絶賛です。聞いていると、やはり天才ピアニストってすごいのだ!と思わせる逸話もあり、盛りだくさんのコンサートでした
ただ、あまりにも「すごい!すばらしい人!」って、言われるほど、だんだん波が引いていく感じがあります。私がアマノジャクなのかもしれないけれど、すこーし冷めてきました
魂を込めた演奏は、力強かったのですが、私にはピアノのメロディが単なる「音」にしか聞えないのです。心に響かないのです。音楽には全くの素人の私ですが、奏でた音と音が響き合い、その響きが心に届くからこそ感動すると思っています
たくさんの「音」が滝のように落ちてきて、激しい「音」の洪水の中にいて溺れそうになりました。「音」ではなく「響き」が聴きたかったのですが。。。
無性に、「ガイアシンフォニー第6番」の映画に出てきた「ケリー・ヨスト」の透明感のある主張しないピアノ演奏が聴きたくなりました。
みんなが、ブラボー!良かった!と口々に賞賛するのを見て、「私っておかしいのかな?感性がないのかな?」と少々不安になったのですが、そうだ!「みんな、それぞれ違う」ことを思い出し、ホッとしました
思考も感じ方も違ってて当たり前です。みんなと同じでなくてもいいのです。私は私でいい
コンサートに行って、感動以外に、さまざまなことを感じた1日でした
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